カレーは じゃがいもなしの方が日持ちがいい理由!?冷蔵&冷凍の正しい保存の方法 傷み具合を確認するポイントを紹介

食べ物

カレーの日持ちを長くするには、じゃがいもはやっぱり入れない方がいいのでしょうか?

昔から、経験的に火を通したじゃがいもは、腐りやすいともいわれてましたよね。
うちでも、カレー(じゃがいも入り)を食べた後、冷えたら冷蔵庫に入れるようにしていました。

じゃがいも入りのカレーが、日持ちがよくない理由がわかれば、保存方法などで、いい工夫ができそうですね。

この記事では、じゃがいもなしのカレーは、日持ちがいい理由と、できるだけ長持ちさせるための保存方法、そして傷み具合の確認の仕方等についてまとめています。

是非参考にしてみてください。

カレーのじゃがいもなしは日持ちがいい?

カレーは、じゃがいもが入っていないものより入っているカレーの方が傷みやすいです。

カレーの日持ちを優先するなら、じゃがいも無しのカレーがいいわけですね。

どうして、じゃがいもが入っているカレーの方がいたみやすいのか?

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実は、土を介してじゃがいもに生息している菌が関係しています。

じゃがいもが腐りやすい理由

じゃがいもは、でんぷん質が多い野菜で、その細胞壁も弱く崩れやすい特質をもっています。

特に熱が加えられるともろくなり、土を介して付着していたウェルシュ菌が、壊れた細胞壁から進入し悪さをするようになります。

繁殖の条件がそろってしまうとこのウェルシュ菌の量が一気に増えて、最悪、食中毒を起こしてしまう場合もあるんですね。

このウェルシュ菌は、熱に強くて、100度に加熱しても死なないという特質があります。

調理を終えたカレーの温度が下がってくると増殖するのに最適な環境になり、一気に増えてしまうということですね。

さらに、カレーように粘度性の高い料理だと、鍋の底の方は酸素が薄くなり、酸素が好まないウェルシュ菌が増えやすくなってしまうわけです。

 

実は、カレーはシッカリ保存しておかないと、食中毒を起こしやすい食べ物になるんですね。

ウェルシュ菌を増やさない為にもシッカリ保存することが大切です。

 

ちゃんと冷蔵庫に保存してあげれば、じゃがいもが入っていても2、3日程度は問題はありません。

冷凍保存すれば、1ヶ月くらいまでは行けるでしょう!もちろん、食べる前にしっかりと加熱することが前提です。

腐らせるのはウェルシュ菌の働きによるものですから、調理から早い段階で細菌の活動を鈍らせる温度まで下げてやれば、じゃがいもと言えど腐りにくくなります。

 

それと調理をする前には、じゃがいもについた土は洗い落としてあげましょう。

注意点としては、活動が鈍るだけで止まるわけではないので、そこは冷蔵、冷凍を過信し過ぎないようにすることですね。

冷蔵、冷凍してたら大丈夫ってわけではないんだよね

食べるときには、確認しないと!

ちなみに、カレーの冷凍保存は食感が落ちます

腐ることとは別に、じゃがいもは冷凍保存すると食感が大幅に落ちていきます。

食感も含め美味しさを保っておこうと思ったら、冷凍保存の前にじゃがいもは取り除いた方がいいでしょう。

 

カレーの日持ちが気がかりなら、最初からじゃがいもは入れないカレーを作ってみてはいかがでしょう。

カレーの正しい冷蔵保存、冷凍保存で日持ちを伸ばす!

カレーは、じゃがいもの関連で、ウェルシュ菌が発生しやすい食べ物でしたね。

あらためてですが、ウェルシュ菌は土や水の中や動物の腸内などに幅広く生息している細菌になります。

特に牛鳥魚に保菌していることが多い細菌。

耐熱性があり100°の加熱でも6時間は与えると言われています
ウエルシュ菌を増やさないためには10度以下で保存する必要があります

冷蔵保存では、カレーは一般的に日持ちしにくい食べ物です!

冷蔵庫で保存したカレーは、2~3日以上経過するとウェルシュ菌が増えていきます
3日以上経過したものは食べないようにしましょう

ちなみに常温では1日以上経過していたら食べるのを避けた方がいいです
冬場でも、すぐ腐りますよね。

●冷蔵保存のコツ

カレーを冷蔵庫に保存するコツは、素早く冷ましてすぐ冷蔵庫に入れることです

自然に冷めるのを待っていると冷めきっていない中の部分からウェルシュ菌が繁殖する可能性があります

●冷蔵保存の方法

1,フライパンの上に保冷剤を置くに
2,フライパンに水を注ぎその上にカレー鍋を置く
3,鍋の右側側面にも保冷剤を置く
4,カレーの中身をかき混ぜながら冷やす
5,カレーが冷めたら食べやすいように小分け容器に入れて冷蔵庫へ

カレーを加熱する際はよくかき混ぜて全体を十分に加熱するようにしましょう

●カレーは冷凍保存で

カレーを冷凍保存する場合、約1か月期間が目安と考えましょう

●カレーの解凍方法
凍ったまま電子レンジや鍋で加熱すると水分が蒸発してカレーがバサバサになってしまいます

そのため一応冷蔵庫で解凍してからその後、鍋で加熱することをお勧めします

カレーを冷凍で保管するときは小分けで保存するようにしましょう

 

カレーは臭いが移りやすいので鍋ごと保存するのではなく容器に移して保存するのがオススメです

~~解凍してから食べるカレーについて~~
次の特徴が見られるカレーは食べないようにしましょう

✅ 異臭や酸っぱいにおいがする
✅ 変色している
✅ 白い斑点、カビが生えている
✅ 糸をひきはじめている

上記、これらの状態になっていたら速やかに処分するようにしましょう。

美味しいカレーも菌が発生したら台無しですよね。正しい保存方法で美味しいカレーを食べましょう。

まとめ

じゃがいもの入ったカレーの日持ちをよくするには、ウェルシュ菌への対応が必要ということですね。

下準備では、よくあらって、土を良く落としておいたり、繁殖しやすい常温では、長時間はそのままにしないことなどが大切です。

冷蔵庫に入れて、保存する場合には、遅くとも2日以内には、食べてしまう必要があります。

そして、日持ちをよくするには、一旦、冷凍にすることです。

じゃがいもが特に入れなくてもいい人は、じゃがいも無しのカレーが日持ちがよくなります。じゃがいもが入ってないカレーは、カレーじゃないという人は、なるべく早く食べてしまうようにしましょう。

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