落花生の栽培は、初心者には、なんとなく難しいイメージがありますが、キチンと手順を踏んでいけば、思った以上に簡単に収穫まで進ませることができます。
コチラの記事では、落花生栽培に必要な種蒔き、植え付け、追肥、収穫までの流れや、初心者が特に気をつけたいポイントを詳しく解説しています。
落花生を始めて植えのがはじめての方は、初心者の方は是非参考にしてみてください。
落花生の栽培初心者が失敗しない品種と種蒔き
初心者特に注意点 まずは、失敗しない種まきのポイントをあげておきます。
✅ 種は自然のサイクルで発芽していくので、植える時のちょっとしたタイミングのズレで発芽するかしないかに影響を与えます。最適な時期は4月の終わりから5月の初めがベストです。
✅ 落花生の種を土中に埋めるとき、つい深く埋めがちになります。1センチくらいが適です。感覚としてはちょっと押し込む感じでOK。ソフトタッチでいきましょう。
✅ 種を埋めたあとの盛り土の量も気をつけるようにしましょう。種がみえなくなる感じで大丈夫です。
✅ 土壌の水分量も発芽の良し悪しに関係しています。落花生の種は乾燥した土壌を好むので、雨が降った次の日にはまかないようにすることです。➡大事なポイントです
✅ 土壌の水分量と関係していますが、植物だからと言って毎日水やりする必要はありません。落花生の場合は、その逆になります。
✅ 落花生の種を日陰に埋めるのはよくありません。土中の適度な温度が必要なので、日があたらない場所にはうめないようにしましょう。
最初の種蒔きについてですが、失敗しがちなポイントを知って、正しい方法で落花生を育てると、収穫率もよくなってきますね!
落花生の種の品種と選び方 初心者におすすめなのは?
最初の品種選びって、大切だよ!
1,初心者でおすすめのは、栽培期間が短くて生育できる早生の品種を選ぶといいですね。
収穫時期までが短いということは、管理もしやすく失敗するリスクが少なくなるということにつながります。
2,プランターで発芽する人も多いと思いますが、その場合は落花生の株が上の方へと成長していく立性の品種を選ぶといいですね。スペースがとりづらいところでもシッカリ生育させることができます。
3,落花生は、収穫後に天日干しして乾燥させる必要がありますが、それがちょっと難しいかな?って思っている人は、ゆで落花生の向きの品種を選ぶようにしましょう。
落花生、種まきから発芽迄のプロセス
種まきは晴れた日に行います。一晩水につけた落花生の種を直径5センチ、2センチの深さのところに埋めていきます。(穴あきマルチを使うとやりやすい)
1つの穴に2~3粒づつ種をまき、土をかぶせたあとは少し軽めに手のひらで抑えるようにします。種と種の間は25センチ位の間隔をあけるようにしましょう。
植え終わったら、水をあげましょう。上述の通り、毎日上げる必要はありませんが、植えたその日は、シッカリ水をあげるのは大切なポイントです。
また、落花生はカラスやハト等の害にあいやすいです。私のところは、カラスによくやられていました。なので、水やりが終わったら、防御の為に、鳥よけネットをかけておくようにします。
うちはよくカラス、ひよどりが来て荒らしてました。せっかく種いたたねです、鳥に食べられてしまうのはばからしいので、シッカリ対策をたてておきましょう。一つずつ丁寧にまいたいの鳥に食べられたらほんと悔しいですよ!
マルチをとったあとは、特に落花生の場合はこまめに草取りすることが大切です。どの植物もそうですが、雑草があると必要な栄養素を横取りされしまい、生育を邪魔されてしまいますので。
落花生の土づくりから苗植え、肥料は何がいい?
やること多すぎて大変そうに見えるけど、実際にやってみたらそうでもないよ!
落花生の土づくり
種の直播きや定植する2週間前には、1立方メートルあたり苦土石灰を5握り程施します。
元肥は、肥沃地では控えるようにして、やせた畑では1株あたり1握りの化成肥料をまくようにします。よく土とまぜることが大切です。
苗は、20~30センチの間隔をあけて植えるようにしましょう。1週間前に堆肥と化成肥料をまき、再度耕します。幅70cm、高さ10cmほどの畝をきり、黒マルチをはるのがいいでしょう
落花生の追肥
落花生の苗が成長し、側面の枝が伸びてくるようになったら、追肥として、草木灰などカリ(成分)が多い肥料を与えるようにします。その時、良く除草して、栄耀成分が均等にいきわたるように土とよく混ぜ合わせることが大切です。
◇肥料を与えすぎないこと、葉っぱに栄養を取られてしまって、実がつきにくくなることもあります。与え過ぎには注意をしましょう。
落花生の収穫時期、収穫の仕方
落花生の収穫時期は、10~11月です。茎葉が枯れはじめてkちあら、試し堀りをしてみて、さにや網目がみられたら全体を堀りあげます。
スコップ(大)を使って根っこから株全体を持ち上げるように収穫します。その後、実を一つ一つちぎっていくわけですが、さやに大きな実が入っていると嬉しいものなんですね。
収穫した落花生の実は、水洗いしてから天日干しにすると美味しさがグレードアップします。また、水で洗ってすぐに塩ゆでにしても、美味しく食べられますね!
落花生の病気、害虫、連作障害?
栽培時の注意点あれこれです!
落花生の病気
落花生の病気には褐斑病(かっぱんびょう)や白絹病(しらきぬびょう)、黒渋病等があります。これらの病気には防除剤、トップジンM、ダコニール等が効果があります。どの病気も見つけたら、すぐとりのぞくことが大切です。
落花生の害虫
せっかくできた落花生を食べてしまう害虫にコガネムシがいます。未熟な堆肥などを使ってしまうと、発生しやすくなるので、元肥の扱いには気をつけましょう。苦土石灰の散布であるていど防げるようです。
落花生の連作
落花生は、連作障害で作物がよく育たくなる性質があるので、3年間は同じ場所では、育てないようにしましょう。
落花生に摘心は必要か?
摘心してもしなくてもそんなに収穫量には差がないので、初心者の場合は、そこまで凝る必要はないですね。
落花生の種の確保はどうする?
落花生が収穫できたら、鞘をそのままの状態にして、殻ごと保存するようにします。実をだしてないなら次の年も芽を出させることができます。
まとめ
落花生栽培の初心者が種蒔きから始まって、収穫までの一連のプロセスを一通り紹介しました。
落花生の栽培は、収穫までシンプルに進めることができるので、収穫後の美味しい実を食べることができたら、また来年も植えてみようという意欲が湧いてくると思います。
是非、美味しい落花生づくりにチャレンジしてみてください。
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